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家を売る理由ランキングTOP10と買主への売却理由の上手な伝え方

「家を売る理由」のランキングTOP10はこちらです。

順位

家を売る理由

割合

1位

相続した物件を売却

23.3%

2位

より良い住まいに住み替えるため

14.0%

3位

ローンの返済が困難なため

11.6%

4位

資金が必要となったため

9.3%

4位

勤め先の転勤のため

9.3%

4位

離婚したため

9.3%

7位

家族(親や子どもなど)と同居するため

7.0%

8位

家族やご自身の介護のため

4.7%

8位

不要物件の処分

4.7%

10位

ご自身や子どもの通勤・通学のため

2.3%

10位

結婚したため

2.3%

※2020年 ホームセレクト調べ

家を売る理由を知りたいという方のなかには、「身近な人が家を売ったので理由を知りたい」という方もいれば、「自分がこれから家を売るので、売却理由の伝え方の参考にしたい」という方もいるでしょう。

本記事では、自社の独自データをもとに家を売る理由を解説。さらに「家を売るときに、理由はどう伝えたら良いのか」のコツまでお伝えします。

本記事のポイント

  • 独自データをもとに家を売る理由ランキングを解説
  • 家を売るときに売主へ理由をどう伝えたら良いのかわかる
  • 説明義務のある売却理由についても解説

「他人が家を売る理由を知りたい」
「自分が家を売るうえで参考にしたい」
…という両方の人にとって参考になる内容となっています。

この解説を最後までお読みいただければ、家を売る理由には何があるのか把握できるのと同時に、家を売る立場になったときに注意すべき点まで理解できます。家を売る理由がらみの失敗を回避できるはずです。

ではさっそく家を売る理由ランキングの詳細から、見ていきましょう。

1. 家を売る理由ランキング トップ10

家を売る理由TOP10の詳細について、解説します。

順位

家を売る理由

割合

1位

相続した物件を売却

23.3%

2位

より良い住まいに住み替えるため

14.0%

3位

ローンの返済が困難なため

11.6%

4位

資金が必要となったため

9.3%

4位

勤め先の転勤のため

9.3%

4位

離婚したため

9.3%

7位

家族(親や子どもなど)と同居するため

7.0%

8位

家族やご自身の介護のため

4.7%

8位

不要物件の処分

4.7%

10位

ご自身や子どもの通勤・通学のため

2.3%

10位

結婚したため

2.3%

※2020年 ホームセレクト調べ

第1位:相続した物件を売却

家を売る理由の第1位は「相続した物件を売却」です。

親やきょうだいなどの家族が亡くなって、戸建やマンションを相続したものの、自身では別の住宅に住んでいる場合には、相続した家は空き家になってしまいます。

物件が遠方にあれば、管理するのも難しい状況です。そこで相続した家を売却するケースは多く見られます。

あるいは、相続人が複数いる場合、遺産を平等に分割するために不動産を売却して、現金化するケースもあります。

相続した物件の売却に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
相続した不動産を売却する際の正しい手順と注意点をわかりやすく解説
【図解でよくわかる】相続した不動産の売却にかかる税金と節税になる特例・控除を解説
損しない実家売却の手順を分かりやすく解説!税金・相続対策も丸わかり
相続した実家を売却すると税金はいくら?計算事例と節税方法を解説

あわせてご覧ください。

第2位:より良い住まいに住み替えるため

家を売る理由の第2位は「より良い住まいに住み替えるため」です。

持ち家を売却することで資金を確保し、その資金で新居を購入する「住み替え」を行うケースは、多く見られます。

例えば、1ヶ月のスピード売却で理想の住み替えを実現されたU様は、お子様の進学の時期に合わせてマンションから一戸建てへと住み替えされました。U様は以下のように話されています。

我が家は、私と妻、中学1年と小学1年の子どもの4人家族です。今回、子ども2人の進学の時期(4月)に合わせて一戸建てに住み替えをしようと、10年ほど住み続けたマンションを売却しました。

比較的広めのマンションだったのですが、スキーに自転車、写真など私自身の趣味が多くて。その趣味に関わる物が日に日に増えてきてしまい、趣味だけで既に2部屋をつぶしていたという状態・・・収納場所に困っていました。

また、マンションですと、子どもたちが走り回る足音やはしゃぐ声などが隣や下の階の部屋に響いてしまうのではないかと気を遣うことも多々ありましたし。これから子どもたちも大きくなりますから、それぞれ一人一人の部屋の確保も必要になってきます。いろいろ考えた末、やはり家族が気兼ねなく伸び伸びと暮らせるよう一戸建てを購入することを決めたんです。

出典:1カ月のスピード売却と、理想の住み替え先に満足でした

あるいは、子育てが終わって夫婦2人の生活となってから、老後に向けて住み替えをされるケースもあります。中古一戸建て住宅を売却されたS様は、以下のように話されています。

今回売却したのは、25年以上住んでいた一戸建て住宅(2階建て)です。夫婦二人で余生を過ごすのに一戸建て住宅は広すぎるので、マンションに住み替えを考えていました。

出典:他社で売れなかった中古一戸建て住宅、2カ月で売却。小野寺さんとの出会いに感謝です

ライフステージによって理想の住まいは変化するため、臨機応変に住み替えることで、快適な暮らしが実現します。

第3位:ローンの返済が困難なため

家を売る理由の第3位は「ローンの返済が困難なため」です。

誰しも「せっかく手に入れたマイホームを売却するのはイヤ」という思いを抱くものです。しかし、冷静に状況を見つめ直した結果、ローンの返済が困難であれば、売却という選択肢を取るのは賢明な判断といえます。

住宅ローンが残っている不動産には抵当権が設定されているため、売却するためには、売買代金+預貯金で住宅ローンの残額を完済する必要があります。

売買代金+預貯金で住宅ローンの残額をカバーできない場合には、任意売却という方法を検討します。任意売却について詳しくは「不動産の任意売却とはどんなもの?任意売却について解説」をご覧ください。

ローンの返済が困難で家を売りたい方には、以下の記事もおすすめです。
住宅ローンが残っていても不動産は売却できる!売却方法や流れを解説
住宅ローン残債のある不動産も売却できる?注意点を解説
住宅ローンを払えず売却は可能?2つの売却方法と滞納で起こること
住宅ローンが払えなくなったらどうなる?滞納期間に起こることと対策

第4位:資金が必要となったため

家を売る理由の第4位は同率で3つあります。第4位の1つめは「資金が必要となったため」です。

何らかの理由でまとまった資金が必要となったとき、持ち家という資産を持っていれば、家を売ることで現金化できます。

資金が必要になる理由はさまざまですが、例えば弊社の「直接買取」を利用されたU様は「老人ホームの施設費用の支払い」を理由にあげていらっしゃいます。

今回、90代の姉が所有していた土地を妹の私が代行して売却しました。姉が入所している老人ホームの施設費用の支払いのためにまとまったお金が必要だったからです。

出典:ホームセレクトさんの「直接買取」で、迅速に現金化していただきました

U様が売却されたのは土地でしたが、家を売るうえでも、迅速な現金化には不動産会社が不動産を買い取る直接買取がおすすめです。

第4位:勤め先の転勤のため

家を売る理由の第4位、2つめは「勤め先の転勤のため」です。

俗に「マイホームを買うと転勤が決まる」と都市伝説的にいわれたりもしますが、せっかくマイホームを手に入れた矢先に転勤が決まった場合、「単身赴任するか、賃貸に出すか、売却するか……」と悩むものです。

賃貸が難しい場合には、思い切って家を売却し、家族そろって新天地での生活をスタートするご家族も多くいます。

新築・築浅のマイホームを転勤で売却せざるを得なくなった方には、「新築・築浅の家を高値で売却する方法8選と知っておくべき注意点3つ」の記事がおすすめです。

第4位:離婚したため

家を売る理由の第4位、3つめは「離婚したため」です。

離婚するときには、預貯金や不動産などの財産分与を行います。夫婦の共有財産(結婚後に築き上げられた財産)は、2分の1に分けるのが一般的です。

持ち家があり、誰もその家に住み続けない場合には、売却して現金化するケースが多く見られます。

離婚に伴う不動産売却について詳しくは「離婚時の不動産売却には注意?離婚時のポイントとは」をご覧ください。

第7位:家族(親や子どもなど)と同居するため

家を売る理由の第7位は「家族(親や子どもなど)と同居するため」です。

離れて暮らしていた家族が同居する場合、片方の家は空き家になります。賃貸として貸し出すことが難しければ、売却するのが一般的です。

例えば、28年住まれていた一戸建て住宅を売却されたT様は、次のようにおっしゃっています。

売却したのは、28年ほど住んでいた一戸建て住宅です。二階建ての4LDK(約160平方メートル)で、13年ほど息子夫婦や孫たちと同居していましたが、孫たちが大きくなってから別居。15年間は一人暮らしをしていました。

今回、アパートなどいくつか不動産を所有していた私の姉から「うちのアパートに住まないか」と誘われたこともあり、売却を決意したんです。一戸建て住宅は一人で住むには広すぎますし、アパートに引っ越せば姉の近所に住むことができますので。お互いに助け合って余生を送れたらいいなと思いました。

出典:ホームセレクトさんに決めたのは松浦さんの手厚い対応。確定申告もお手伝いしていただきました

家をスムーズに売却できれば、新たな生活を安心してスタートできます。

第8位:家族やご自身の介護のため

家を売る理由の第8位は同率で2つあります。第8位の1つめは「家族やご自身の介護のため」です。

介護のための売却は、大きく分けて3つあります。1つめは介護費用の捻出のため、2つめは介護施設に入居するため、3つめは在宅介護しやすい家に住み替えるためです。これらの理由が複合しているケースもあります。

介護が始まったばかりの時期は、ご本人も家族も戸惑いや混乱のなかにあります。信頼できる不動産会社を見つけ、できる限りのサポートを受けて売却を進めることが大切です。

第8位:不要物件の処分

家を売る理由の第8位、2つめは「不要物件の処分」です。

「いらない家」は、そのまま持ち続けるのではなく、早めに売ったほうが良いといえます。管理コストや固定資産税の負担だけがのしかかり、所有していることでマイナスが発生するからです。

例えば、A様は2年ほど前から空き家になっていた築40年の家を売却されました。

今回売却したのは、母が1人で住んでいた自宅です。母の老人ホーム入居に伴って2年ほど前から空き家になり、売りに出そうかと検討しておりました。そんなときに母と同じように1人暮らしでいらっしゃった隣家の住人の方が突然亡くなられて。そちらも空き家になり、身内の方が売却の話を進めていることが分かったんです。そこで、母の自宅も身内の方が頼んでいらっしゃった不動産仲介業者に売却をお願いしようかと見積もりを出してもらいましたが、自分の想定金額よりかなり低かったもので・・・他の業者も見てみようと思いました。

出典:ホームセレクトさんを選んだ決め手は、渡邉さんのフットワークと人柄の良さです

空き家を管理せずに放置すればご近所への迷惑ともなるため、不要物件は早めに売却するのが賢明です。

第10位:ご自身や子どもの通勤・通学のため

家を売る理由の第10位は同率で2つあります。1つめは「ご自身や子どもの通勤・通学のため」です。

転職やお子様の進学に伴い、現在の家では交通の便が悪くなった場合、家を売却して引っ越しするケースは多く見られます。

通勤・通学のしやすさは、快適で安全な暮らしのためには、重要なポイントです。

第10位:結婚したため

家を売る理由の第10位、2つめは「結婚したため」です。

結婚はライフスタイルに大きな変化をもたらします。結婚前に家を購入していた場合には、結婚後のライフスタイルを夫婦で検討し、必要であれば売却します。

スムーズに売却が進み、まとまった資金となれば、新たな家族に最適なマイホームを購入することも可能です。

どんな理由で家を売る方にもおすすめの売却サービス

家の売却の裏には、さまざまな理由や事情があります。すべての方に共通するのは「できるだけ高く売りたい」という気持ちではないでしょうか。

しかし、中古住宅の購入を検討する方の約78%が「建物への不安」を抱いており、これが売却価格を下げる最大の原因となっています。

そこで、建物への不安を解消する検査や保険が不可欠です。弊社では「あんしん価値アップ」という無料で利用できる売却サービスをご提供しています。

家の売却をお考えであれば、ぜひ一度「あんしん価値アップ 無料サービス」をご覧ください。

2. 家を売る理由を買主にどう伝えるべき?伝え方の注意点

家を売る理由はさまざまであることがわかりましたが、実際に家を売るとなると悩む人が多いのが「家を売る理由は買主(購入希望者)にどう伝えるべき?」という点です。

そこで、売る理由を購入希望者に伝えるうえでの注意点を解説します。

2-1. 瑕疵は説明義務がある

売却理由がネガティブなものだった場合、それを購入希望者にどう伝えるか考えるうえで、まず押さえておきたいのが「売主の説明義務」です。

売主や、購入希望者が契約を締結するか否かの意志決定に影響を及ぼす情報を知っていたときは、それを説明する義務があります。具体的には「瑕疵(かし)」が挙げられます。

▼ 瑕疵の種類と例

瑕疵の種類

説明

物理的瑕疵

物件自体に存在する物理的な問題

雨漏り・シロアリ・耐震強度の不足・床下浸水・アスベスト・土壌汚染・地中埋没物・地盤沈下など

法律的瑕疵

法令などによって生じている制限や不都合

建築制限・建築基準法違反・消防法違反など

心理的瑕疵

心理的な抵抗や嫌悪の恐れのある問題

自死・殺人事件・事故死・孤独死など

環境瑕疵

物件を取り巻く環境の問題

近隣からの騒音・振動・異臭・日照障害・隣人トラブル・近隣の嫌悪施設や暴力団事務所など

売却理由が瑕疵にあたると判断される場合には、隠さずに購入希望者に伝えましょう。

なお、実際にどの程度まで説明義務があるのかという線引きは、裁判の判例によっても異なるため、断定することはできません。売却後の損害賠償請求や契約解除といったトラブルを避けるためには、瑕疵の可能性のあるものはすべて伝える必要があります。

瑕疵のある物件の売却については、「不動産が事故物件でも売却できる?事故物件の注意点とは」も参考にご覧ください。

2-2. ネガティブな売却理由の伝え方

前述のとおり、瑕疵にあたる売却理由は、すべて購入希望者に伝える必要があります。

一方、物件とは直接関係のない売主のプライベートな事情は、購入希望者に伝える義務はありません。例えば、「離婚した」「ローンの返済が難しくなった」などは売主のプライベートな事情にあたります。

もし、どのように伝えるべきか迷ったら、仲介業者である不動産会社の担当者に相談しましょう。不動産会社の担当者にはありのままを伝え、あなたにとって損にならない方法を提案してもらうことをおすすめします。

2-3. 売却理由の伝え方は売却の専門家に相談を

例えば、自死や孤独死などのあった事故物件や、隣人トラブルや騒音を抱えている物件を売却したい場合、売却理由がネックとなって「きちんと売れるのかな?」と不安になるものです。

そんなときには、まずはさまざまな売却理由の物件を扱ってきた専門家にご相談ください。弊社では、難しい瑕疵のある物件も含め、多様な不動産売却の経験が豊富です。

説明義務を果たしつつ、売主様にとって不利にならない売り方をご提案させていただきます。こちらのお問い合わせメールフォームよりお気軽にご連絡ください。

3. まとめ

家を売る理由ランキング トップ10はこちらです。

順位

家を売る理由

割合

1位

相続した物件を売却

23.3%

2位

より良い住まいに住み替えるため

14.0%

3位

ローンの返済が困難なため

11.6%

4位

資金が必要となったため

9.3%

4位

勤め先の転勤のため

9.3%

4位

離婚したため

9.3%

7位

家族(親や子どもなど)と同居するため

7.0%

8位

家族やご自身の介護のため

4.7%

8位

不要物件の処分

4.7%

10位

ご自身や子どもの通勤・通学のため

2.3%

10位

結婚したため

2.3%

※2020年 ホームセレクト調べ

家を売る理由を買主(購入希望者)にどう伝えるべきか考えるうえでは、まずその理由が説明義務のある瑕疵に当たらないか確認しましょう。

▼ 瑕疵の種類と例

瑕疵の種類

説明

物理的瑕疵

物件自体に存在する物理的な問題

雨漏り・シロアリ・耐震強度の不足・床下浸水・アスベスト・土壌汚染・地中埋没物・地盤沈下など

法律的瑕疵

法令などによって生じている制限や不都合

建築制限・建築基準法違反・消防法違反など

心理的瑕疵

心理的な抵抗や嫌悪の恐れのある問題

自死・殺人事件・事故死・孤独死など

環境瑕疵

物件を取り巻く環境の問題

近隣からの騒音・振動・異臭・日照障害・隣人トラブル・近隣の嫌悪施設や暴力団事務所など

瑕疵に当たらず、物件そのものとは関係のない売主のプライベートな事情(離婚や返済困難など)は、購入希望者に伝えなくても問題ありません。

家を売る理由の伝え方に迷ったら、さまざまな売却理由を抱えた物件を売却してきたプロである不動産会社に相談してみましょう。あなたの状況に合わせて、ベストな伝え方を提案してもらえるはずです。

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