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住み替えでよくある失敗例5つ|失敗しない対策と成功のコツを解説

「住み替えの失敗って、どんなものがあるの?」

住宅の住み替えを考えている場合、こんな疑問を抱くこともあるのではないでしょうか?

住み替えは持ち家を売って新居を購入するという、時間も費用もかかる大がかりなイベントのため、絶対に失敗はしたくないですよね。

住み替えで失敗しないためにもまず、「住み替えでよくある失敗パターン」を把握し、同じ失敗をしないように対策を練るようにしましょう。

具体的な失敗パターンは下記のようなケースです。

住み替えでよくある失敗パターン5つ

【資金繰りの失敗】家が思ったほど高く売れずに資金計画が狂い、新居のローンが重荷になった

【売買タイミングの失敗】新居を探す期間が短かったため割高な物件を購入してしまった

【売買タイミングの失敗】持ち家の売却と新居の購入の間があきすぎて仮住まいの期間が長くなった

【売買タイミングの失敗】新居に住み替えたあとも持ち家がなかなか売れなかったため、2軒分の住宅ローンや固定資産税を支払う羽目になった

【新居探しの失敗】新居の環境が予想していた環境と違っていた

本文では、上記のような失敗をしないための具体的な14の対策も紹介します。住み替えの失敗を避けるためにも、ぜひ確認し、実行するようにしましょう。

▼この記事でわかること

  • 住み替えでよくある失敗パターン5つ
  • 住み替えで失敗しないための14の対策
  • 住み替えを成功させるためのコツ
  • 住み替えを成功させるための不動産会社の選び方

最後まで読むことで、住み替えを成功させるためのコツや不動産会社の選び方も把握できます。理想の住み替えをかなえるためにもぜひ最後まで目を通して見てください。

目次

1. 住み替えでよくある失敗パターン5つ

冒頭でも触れましたが、住宅の住み替えには、よくやってしまいがちな失敗パターンがあります。

ここでは「住み替えでよくある失敗パターン」の代表的な5つの例を紹介します。

住み替えでよくある失敗パターン5つ

【資金繰りの失敗】家が思ったほど高く売れずに資金計画が狂い、新居のローンが重荷になった

【売買タイミングの失敗】新居を探す期間が短かったため、割高な物件を購入してしまった

【売買タイミングの失敗】持ち家の売却と新居の購入の間があきすぎて、仮住まいの期間が長くなった

【売買タイミングの失敗】新居に住み替えたあとも持ち家がなかなか売れなかったため、2軒分の住宅ローンや固定資産税を支払う羽目になった

【新居探しの失敗】新居の環境が予想していた環境と違っていた

失敗のパターンは、物件の売却がうまくいかずに資金計画が狂ってしまったり、物件の売買のタイミングを誤ったことで支障がでたりするパターンがほとんどです。

詳しく見てみましょう。

1-1. 【資金繰りの失敗】家が思ったほど高く売れずに資金計画が狂い、新居のローンが重荷になった

住み替えの失敗パターンとして、持ち家が思ったほど高く売れずに資金計画が狂い、新居の住宅ローンが重荷になるというケースがあります。

【失敗ケース1】

現在住んでいる木造の持ち家が800万円で売却できる見込みで資金計画を立てた。
持ち家の住宅ローンの残債800万円が売却額で十分完済できると考え、持ち家を売却する前に新居を先に購入。
しかし、その後持ち家は600万円でしか売却できなかった。持ち家の住宅ローンの残債が完済できず、生活費の予備として貯めていた貯金から200万円ほど持ち家のローン返済にあてることになり、生活費を圧迫。
月々の新居の住宅ローンが重荷に感じられるようになってしまった。

住み替えの場合、持ち家の売却額も計算にいれながら、新居購入の資金計画を立てます。仮に、持ち家の売却より先に新居を購してしまった場合、持ち家の実際の売却価格が予定していた売却価格を大きく下回ったりして資金計画がずれてしまうことがあります。

持ち家の売却で思ったほど資金が手に入らない場合には、余裕をもって返済できると思っていた新居の住宅ローンが重荷になってしまう事態に陥ります。

こうした資金繰りに失敗してしまうケースを避けるためには「2-2. 持ち家をできるだけ高く売るための対策5つ」や「2-3. 資金繰りで失敗しないための対策3つ」などを参照して対策をとるようにしましょう。

1-2. 【売買タイミングの失敗】新居を探す期間が短かったため、割高な物件を購入してしまった

住み替えでよくある失敗パターンとして、新居を探す期間が短かったため、割高な物件を購入してしまうケースもあります。

【失敗ケース2】

転勤が決まったのを機に、思い切って住み替えをすることに。
持ち家を先に売って、持ち家の住宅ローンをきちんと完済してから、住み替えをしようと準備をすすめていた。
しかし、持ち家が売れるまで時間がかかり、新居を探す時間があまりないうちに転勤時期が近づき、慌てて新居を購入。
住み始めてしばらくして、住んでいるエリアや築年数に比べて新居が割高なことに気が付いた。
「事前によく検討する時間があればこんなことにはならなかったのに……」と後悔が残ってしまった。

転勤など引越し時期が決まっている場合は、持ち家の売却に手間取っているうちに、新居を探す期間が十分に確保できなかったということがよくあります。そうした場合に、新居をよく吟味する時間や価格交渉をする時間がないために条件の悪い物件を手にしてしまうことがあります。

「新居を探す期間が短かったため割高な物件を購入してしまった」といった事態を避けるには、「2-1. 持ち家を希望時期までに売却するための対策3つ」や「2-5. 新居探しに失敗しないための対策2つ」などを参照して対策を取るようにしてください。

1-3. 【売買タイミングの失敗】持ち家の売却と新居の購入の間があきすぎて、仮住まいの期間が長くなった

住み替えでよくある失敗パターンとして、家の売却時期と新居の購入時期の間があきすぎて、仮住まいの期間が長くなってしまうケースもあります。

【失敗ケース3】

持ち家の売却のメドが付いて新居探しを始めたものの、なかなか思う物件が見つからなかった。
そうするうちに持ち家を引き渡す時期が来たものの新居の確保がまだだったため、仮住まい用の賃貸住宅に引っ越すことに。
当初1~2カ月で新居が確保できて引っ越せる予定だったが、新居選びに時間がかかり、結局仮住まいは5カ月にも伸びてしまった。
予定していた仮住まいの予算を大幅に超えてしまい、貯金を取り崩す羽目になった。

住み替えでは、売却する持ち家から、購入した新居へすぐに引っ越せることが理想ですが、実際は持ち家の売却時期と新居の購入時期がうまくあわないため、すぐに引越せないことがよくあります。

そうした場合には、別途、賃貸物件を借りるなどして仮住まいを確保する必要があります。持ち家の売却時期と新居の購入時期の間隔があけばあくほど仮住まいの期間は長くなります。

引っ越し代が2度分かかるうえ、仮住まいが長くなると家賃も多くかかります。

「家の売却時期と新居の購入時期の間が開きすぎて仮住まいの期間が長くなった」という事態を避けるには、「2-4. 仮住まいの期間をできるだけ短くする対策2つ」などを参照して対策を取るようにしましょう。

1-4. 【売買タイミングの失敗】新居に住み替えたあとも持ち家がなかなか売れなかったため、2軒分の住宅ローンや固定資産税を支払う羽目になった

住み替えの失敗パターンとして、持ち家の売却時期と新居の購入時期がうまく合わず、持ち家と新居の2軒分の住宅ローンや固定資産税を支払う羽目になるケースもあります。

これは、新居を先に購入したものの、持ち家がまだ売れないといったときに起こるパターンです。

【失敗ケース4】

子育ての環境をよりよくしようと住み替えを決意。
持ち家はすぐに売却できるだろうと考えて、持ち家を売却する前に新居を購入した。
しかし、新居購入後、半年経っても持ち家は売却できていないままだった。
そのため、持ち家の住宅ローンとして月々10万円、新居の住宅ローンとして月々11万円の合わせて21万円を月々支払うこととなり、かなり経済的に厳しい状況となってしまった。

新居を購入した後、持ち家がなかなか売れないと、新居の住宅ローンと持ち家の住宅ローンの二つを負担する2重ローン(ダブルローン)状態に陥ってしまいます。

また、住宅ローンだけでなく、固定資産税についても2軒分支払うケースもあります。固定資産税は1月1日時点における土地や建物などの固定資産の所有者に対して課せられます。このため、1月1日に持ち家と新居との双方を保有していた場合は、固定資産税も2軒分負担することになります。

こうした状態に陥らないための対策としては、持ち家を先に売却するなどといった対策が必要です。「2-1. 持ち家を希望時期までに売却するための対策3つ」などを参照して、持ち家を早く売却することが大切です。

1-5. 【新居探しの失敗】新居の環境が予想していた環境と違っていた

住み替えの失敗パターンとして、新居の環境が予想していた環境と違っていたというものもあります。

【失敗ケース5】

戸建てに住んでいたが、子どもも独立して、夫婦で住むには広すぎるのと、家や庭のメンテナンスが負担になってきたため、マンションへの住み替えを決意。
持ち家を売却し、駅近くの利便性のいいマンションに引っ越した。
しかし、住み始めると、管理費や修繕積立金、駐車場利用料などマンションならではのコストが月々かかったり、管理組合の役員を定期的に担当しなければならなかったりと予想外の負担が少なくない。
もう少し慎重に住み替え先を選べばよかったと後悔している。

これは新居の下調べが不十分なままに購入を決めてしまった場合などに起きます。

特に、マンションから戸建てに住み替える場合や、戸建てからマンションに住み替える場合など、今までと異なったタイプの住宅に引っ越す場合に、勝手が違うことから「こんなはずではなかった」と思うケースが多いようです。

新居探しに失敗しないためには、「2-5. 新居探しに失敗しないための対策2つ」などを参照して対策を取るようにしましょう。

2. 住み替えに失敗しないための14の対策

住み替えの失敗パターンが把握できたことと思います。

そこでここでは、住み替えに失敗しないための対策を紹介します。

【住み替えに失敗しないための14の対策】

持ち家を希望時期までに売却するための対策3つ

売却実績の多い信頼できる不動産会社を選ぶ

持ち家の売り出し価格を適正価格よりも高くしすぎないようにする

買取保証を利用する

持ち家をできるだけ高く売るための対策5つ

売却実績の多い信頼できる不動産会社を選ぶ

適正価格を把握して持ち家の売り出し価格を決める

売却スケジュールに余裕を持たせる

不動産の市況の良いときに売る

築10年以下など築年数の浅いうちに売る

資金繰りで失敗しないための対策3つ

「売り先行」で住み替えを進める

ローンの借入額を増やさないようにする

住宅ローンの残債には住み替えローンが活用できる場合もある

仮住まいの期間をできるだけ短くする対策2つ

不動産の売却と購入を同じ不動産会社に相談する

「買い先行」で住み替えを進めてみる

新居探しに失敗しないための対策2つ

新居探しの時間をしっかりと確保する

新居の下見をしっかりと行う

詳しく見ていきましょう。

2-1. 持ち家を希望時期までに売却するための対策3つ

住み替えをする場合は、持ち家を売却するタイミングが大切です。

住み替えの多くの場合、持ち家の売却資金を新居の購入資金に充てることが多いため、先に持ち家を売却し、それから新居探しをします。

持ち家を早々に売却しないと、なかなか新居探しや新居の購入契約に至ることができないため、持ち家を早めに売却することが大切です。

持ち家は、住み替えのスケジュールを立てて、希望時期までに売却するようにしましょう。持ち家を希望時期までに売却するための対策は次の3つです。

  • 売却実績の多い優良な信頼できる不動産会社に仲介を依頼する
  • 持ち家の売り出し価格を適正価格よりも高くしすぎないようにする
  • 買取保証を利用する

詳しく見てみましょう。

2-1-1. 売却実績の多い優良な信頼できる不動産会社に仲介を依頼する

持ち家を希望時期までに売却するためには、売却実績の多い信頼できる不動産会社を選ぶようにしましょう。

売却実績の多い不動産会社は、販路を広く持っていたり、物件の宣伝方法や集客方法に優れていたりするため物件を売りやすいといえます。販売のノウハウを多く持っているため、「いつまでたっても物件が売れない」といった事態を避けることができます。

売却実績は不動産会社のホームページなどに掲載されているため、確認するようにしましょう。

2-1-2. 持ち家の売り出し価格を適正価格よりも高くしすぎないようにする

持ち家を希望時期までに売却したいときは、売り出し価格を適正価格よりも高くしすぎないように注意しましょう。

物件価格が適正価格よりも高いとなかなか売却することができません。

不動産会社によっては、売買仲介を請け負いたいために、売り手の持ち家の価格を高く見積もることもありますが、そうした会社が提示した価格をうのみにして売り出しても、なかなか売れないままに時間だけが過ぎ、結局価格を下げて販売するといった事態に陥りかねません。

価格はうのみにせずに、適正価格と比べて高すぎることがないか確認するようにしましょう。

適性価格(物件の相場)は、不動産会社数社から相見積もりをとって比べてみることで把握することができます。相見積もりは下記の一括査定のサイトなどで取り寄せることも可能です。

2-1-3. 買取保証を利用する

持ち家を希望時期までに売却したい場合には、買取保証を利用することもおすすめです。

買取保証とは、物件の売却仲介を不動産会社に依頼したものの、一定期間を過ぎても売れなかった場合に、物件を、あらかじめ取り決めていた価格で、不動産会社に買い取ってもらう保証のことです。

買取保証では、通常、買取価格は相場価格よりも低くなる点がデメリットですが、あらかじめ設定していた時期がくれば必ず売却できる点がメリットです。

転勤などで、ある時期までに必ず住み替えをすませなければならない場合など、売却を急ぐ場合は、買取保証の利用がおすすめです。

買取保証があるかどうかは、不動産会社によって異なるため、不動産会社のホームページなどで確認するようにしましょう。

2-2. 持ち家をできるだけ高く売るための対策5つ

住み替えに失敗しないためには持ち家をできるだけ高く売ることも大切です。

高く売った方が住宅ローンの残債も大幅に減らすことができ、新居購入の資金計画にも余裕ができます。

家を極力高く売るための対策としては次の5つがあります。

  • 売却実績の多い信頼できる不動産会社を選ぶ
  • 適正価格を把握して持ち家の売り出し価格を決める
  • 売却スケジュールに余裕を持たせる
  • 不動産の市況の良いときに売る
  • 築10年以下など築年数の浅いうちに売る

詳しくは次の通りです。

2-2-1. 売却実績の多い信頼できる不動産会社を選ぶ

持ち家を高く売りたい場合も、売却実績の多い信頼できる不動産会社を選ぶことがおすすめです。

売却実績の多い不動産会社は、販路を広く持っているため、買い手を見つけやすく、売却機会も多くあります。購入希望者が多い方が高く売りやすいため、売却実績が多く集客力のある不動産会社を選ぶようにしましょう。

売却実績は不動産会社のホームページなどに掲載されているため、確認するようにしましょう。

2-2-2. 適正価格を把握して持ち家の売り出し価格を決める

持ち家を高く売りたい場合は、適正価格をしっかりと把握して売り出し価格を決めるようにしましょう。

家をできるだけ高く売るといっても、適正価格よりも高すぎるとなかなか売れず、時間ばかりが経ってしまう羽目になります。

適正価格を知り、適正価格を下回らない程度の適切な売り出し価格を設定するようにしましょう。

2-2-3. 売却スケジュールに余裕を持たせる

持ち家を高く売りたい場合は、早めに売りに出すなど売却スケジュールに余裕を持たせることがおすすめです。

売却スケジュールに余裕がないと、売り急ぐあまり不利な条件でも売却してしまうことがあります。売却スケジュールに余裕がある方が、買い手と交渉する際にも無理に妥協することなく交渉ができ、高く売ることが可能になります。

売却スケジュールに余裕を持たせることも持ち家を高く売るためのコツといえます。

2-2-4. 不動産の市況の良いときに売る

持ち家を高く売りたい場合は、年度末など不動産市況の良いときに売ることがおすすめです。

不動産価格は、1月から4月初旬あたりの就職や転勤が集中する年度末周辺に高くなる傾向があります。こうした市況のいい時期を狙って売却すると比較的高く売却することができます。

また、日本全体の景気が回復していたり、持ち家のある地域で土地開発が計画されていたりする場合にも、不動産価格は上昇します。

景気や地域の事情もチェックして、不動産の市況の良いときに売るのが高く売るための対策といえます。

2-2-5. 築10年以下など築年数の浅いうちに売る

持ち家を高く売りたい場合は、築年数にも注意して、築年数の浅いうちに売るようにましょう。築年数が10年以下の物件の方が高く売れる傾向にあります。

住み替えを決めている場合は、築年数が浅いうちに売却した方が、高く売ることができます。特に築5年以内の物件の場合は、新築物件の80%以上の価値があるともいわれています。(参考:国土交通省「中古住宅流通、リフォーム市場の現状」

持ち家をできるだけ高く売りたい場合は、築年数が浅いうちに売却することがおすすめです。

2-3. 資金繰りで失敗しないための対策3つ

住み替えに際しては、資金繰りで失敗しないための対策も大切です。

持ち家の売却益を期待して新居の予算を高く見積もっていた場合などでは、持ち家が想定していた価格で売れないと、計画が崩れて新居の住宅ローンの負担が重荷になることもあります。

資金繰りで「こんなはずではなかった」という状態に陥らないためにも対策を取っておくようにしましょう。資金繰りで失敗しないための対策は次の3つです。

  • 「売り先行」で住み替えを進める
  • ローンの借入額を増やさないようにする
  • 住宅ローンの残債には住み替えローンが活用できる場合もある

詳しくは以下の通りです。

2-3-1. 「売り先行」で住み替えを進める

住み替えを進める場合は、「売り先行」で進めることがおすすめです。

住み替えを進める方法としては、

  • 売り先行:持ち家の売却をしてから、新居探し・購入に着手する
  • 買い先行:新居を購入してから、持ち家を売却する

の2パターンがあります。持ち家の売却と新居の購入を同時に進める同時進行のパターンも考えられますが、結局は「売り先行」か「買い先行」かのどちらかに落ち着くケースがほとんどです。

「売り先行」の場合は、まず持ち家を売却するため、持ち家の売却額が明確になり、その金額に基づいて、新居購入の資金計画を立てることができます。

「持ち家が想定していた価格で売れなかったので、資金計画が狂った」という事態に陥ることを避けられるため、「売り先行」で進めることがおすすめです。

2-3-2. ローンの借入額を増やさないようにする

住み替えに際しては、新居について新たにローンを借り入れるケースがほとんどですが、これに際して借入額を安易に増やさないように気をつけましょう。

低金利なことと、1軒目の物件を購入した時よりも年収が上がっているケースも少なくないため、住宅ローンは比較的借りやすい状況です。しかし、下記の理由から、安易に借りてしまうことはおすすめしません。

<住宅ローンの借入額を増やさない方がいい理由>

  • ローンの審査では返済比率(年収に対する返済額の割合)を35%前後まで借りられるケースが多いものの、実際のところ返済に無理のない返済比率は20%前後と言われている。上限の35%で借りると返済負担が重くなる。
  • 1回目の住宅購入時と同じ調子で30~35年ローンを組んでしまうと、定年後、70代になっても住宅ローンを返済することになり返済がきつくなることがある。

新居の住宅ローンでは、現役である65歳までに返済できるように設定し、無理なく返済できる範囲のローンを組むようにしましょう。

2-3-3. 住宅ローンの残債には住み替えローンが活用できる場合もある

住み替えに際しては、持ち家を売却したものの、住宅ローンを完済しきれずローンが残ってしまうことがよくあります。

この住宅ローンの残債は、基本的には預貯金で補てんするケースがほとんどですが、預貯金で補てんできない場合は、「住み替えローン」を活用することもできます。

住み替えローンとは、持ち家の住宅ローンの残債額と新居の購入に必要な資金額とを合算して借り入ることのできるローンのことです。住み替えローンを利用すると、借り入れたお金で持ち家の住宅ローンの残債を完済することができます。

ただし、住み替えローンを利用するためには、持ち家の売却日と新居の購入日を同じにする必要があることに注意するようにしましょう。

2-4. 仮住まいの期間をできるだけ短くする対策2つ

住み替えをする場合、売却する持ち家から購入する新居へ直接住み替えるのが理想ですが、持ち家の売却時期と新居の購入時期がうまく合わずに、「仮住まい」をすることも少なくありません。

この仮住まいの期間をできるだけ短くする対策としては、次の2つがあります。

  • 不動産の売却と購入を同じ不動産会社に相談する
  • 「買い先行」で住み替えを進めてみる

詳しくは次の通りです。

2-4-1. 不動産の売却と購入を同じ不動産会社に相談する

仮住まいの期間を極力短くするためには、持ち家の売却日と新居の購入日を同じ日にするか、売却日と購入日の間隔を極力短くする必要があります。そのためには、不動産の売却と購入を同じ不動産会社に相談することが効果的です。

同じ不動産会社に持ち家の売却と新居の購入と両方相談することで、売買スケジュールを考慮してもらいやすくなります。また売却と購入を同時に相談することで、売却活動も新居探しの双方に時間をかけやすくなります。

売却時期と購入時期を極力近づけるためにも、売却と購入とあわせて一つの不動産会社に相談することがおすすめです。

2-4-2. 「買い先行」で住み替えを進めてみる

住み替えは基本的には「売り先行」がおすすめですが、資金に余裕があってどうしても仮住まいを避けたい場合は、「買い先行」で住み替えを進めてみる手もあります。

「買い先行」にすると、仮住まいは不要になります。

ただし、「買い先行」にした場合、住宅ローンの二重払いになるといったデメリットもあることに注意が必要です。「買い先行」にした場合、持ち家の売却がまだのため、持ち家の住宅ローンの支払いと新居の住宅ローンの支払いとが同時に発生する「二重ローン」の状態に陥ることがあります。

仮住まいに費用をかけるよりも「二重ローン」の支払いの方がいい場合や、資金に余裕がある場合には「買い先行」を検討してみましょう。

2-5. 新居探しに失敗しないための対策2つ

住み替えに際しては、新居探しに失敗しないための対策も必要です。

新居探しに失敗しないための具体的な対策としては次の2つがあります。

  • 新居探しの時間をしっかりと確保する
  • 新居の下見をしっかりと行う

詳しく見ていきましょう。

2-5-1. 新居探しの時間をしっかりと確保する

新居探しに失敗しないためには、新居探しの時間をしっかりと確保するようにしましょう。

住み替えにかかる期間は一般的には3カ月~6カ月ほどといわれています。新居探しのためには最低2カ月ほどは確保したいところです。売却までに2カ月、その後2カ月かけて新居探しをする、など、しっかりとスケジュールを立てて取り組むようにしましょう。

特に転勤を控えているなど、住み替えまでの期間が限られている場合には、売却活動と新居探しを同時に進めるなどの手段を取るなどして、新居探しの時間を確保するようにしましょう。

2-5-2. 住宅の形態が変わる住み替えは、新居の下見をしっかりと行う

マンションから戸建てに、あるいは戸建てからマンションに住み替えるなど、住宅の形態が変わる住み替えの場合は、新居の下見もしっかり行うようにしましょう。

マンションから戸建てに住み替える、戸建てからマンションに住み替える場合は、勝手が違うために「こんなはずではなかった」と後悔するケースが少なくありません。

それを防ぐためにも、新居の下調べや下見をしっかりと行うようにしましょう。例えば下記のような点について事前にチェックすることがおすすめです。

【マンションから戸建てに住み替える場合のチェックポイントの例】

確認ポイント

ゴミを捨てていい曜日や時間帯を確認する

セキュリティ装置などは自分で手配する必要があるか確認する

近所づきあいに問題はなさそうか確認する

マンションの場合、24時間いつでもゴミを置けるゴミステーションを利用できるケースが少なくありませんが、戸建ての場合は、通常、ゴミを捨てる曜日や時間帯が決まっています。ゴミ出しの曜日や時間帯を確認して、対応できるかどうか確認するようにしましょう。

また、マンションの場合は、オートロックや防犯カメラなどの防犯機能があらかじめ備わっていることもありますが、戸建ての場合は、防犯カメラなどのセキュリティ機能が完備されているとは限りません。多くの場合、セキュリティ対策は自分で手配しなければならないことに注意しましょう。

また、戸建て住宅の場合は、マンションに比べて近所づきあいが濃くなる傾向です。住む前に近隣の雰囲気や、住民参加が必須のイベントがどれくらいあるかなど、今後、近所づきあいが深くなることを想定して気になる点をチェックしておくようにしましょう。

【戸建てからマンションに住み替える場合のチェックポイントの例】

確認ポイント

管理費、修繕積立金の金額がいくらかかるか確認する

管理組合の負担がどのくらいあるか確認する

駐車場までの距離を確認する

戸建てからマンションに住み替える際に戸惑うのは、管理費や修繕積立金など、戸建てのときには必要でなかった出費についてです。事前にどれくらいかかるのか、許容範囲に費用が収まるかどうかなど、確認するようにしましょう。

また、マンションの場合は、住んでいるうちに管理組合の委員を依頼されることもあります。マンションの管理組合にどれくらい関わらなければならないかは、マンションによって異なります。どれくらい関わることがあるのか事前に負担を確認しておくことがおすすめです。

マンションの場合、戸建てほど、駐車場と家までの距離が近くはありません。買い物の際など、車から大量の荷物を部屋に運ぶまで、少し距離があります。車をよく使う人は、駐車場から家まで楽に移動できるかといった点をチェックしておくようにしましょう。

3. 住み替えを成功させるためのポイント

ここまで、住み替えに失敗しない対策を紹介しました。

一気に多くの対策を紹介したため、一体どれから着手すればよいのか迷ってしまいますよね。

住み替えに失敗しないための対策がいろいろあるなかで、とにかく気を付けるべきポイントをまとめると次の3点に集約できます。

住み替えを成功させるためのポイント

「売り先行」が資金繰りに失敗しないためにおすすめ

早めに着手しスケジュールにはできるだけ余裕を持つ

信頼できる不動産会社を選ぶことが大切

住み替えを成功させるためにも最低限この3点は意識して対処するようにしましょう。

3-1. 「売り先行」が資金繰りで失敗しないためにおすすめ

住み替えの資金繰りに失敗しないためには、「売り先行」がおすすめです。

売り先行にした方がいい理由は、住み替えの失敗のうち、特に資金繰りの失敗は「買い先行」や「同時進行」にしたことから起きるためです。

例えば次のような失敗は「売り先行」にすることで避けることができます。

<「売り先行」で避けられる失敗例>

  • 思っていた価格で持ち家が売れなかったため、資金計画が狂い、新居の住宅ローンが重荷になった。
  • 持ち家がなかなか売れず、持ち家と新居の住宅ローンを支払う二重ローンの状況に陥った

「売り先行」にすることで、持ち家の売却額が明確になりしっかりとした資金計画を立てることができます。また、売り先行で確実に持ち家を売ってから新居を購入すれば、二重ローンを支払う羽目にはなりません。

このような理由から、住み替えには「売り先行」がおすすめです。

3-2. 早めに着手しスケジュールにはできるだけ余裕を持つ

住み替えは、早めに始めてできるだけスケジュールに余裕を持つことがおすすめです。

スケジュールに余裕を持つことで下記のような失敗を避けることができます。

<スケジュールに余裕を持たせることで避けられる失敗例>

  • 持ち家が思った価格で売れず、資金繰りが狂った。
  • 新居を探す時間が短かったため、納得のいく新居を買うことができなかった

スケジュールに余裕があると、持ち家を比較的高く売ることができます。

例えば、不動産の市況のいいときを狙って売り出すなど、高く売るための計画を立てて売ることができます。また、売却スケジュールに余裕があると、持ち家を売る交渉に余裕ができ、有利な条件で売ることができる

新居探しにしても、納得のいく新居を見つけるためにはある程度時間がかかります。そのためスケジュールに余裕がある方が納得のいく住み替え先を見つけやすいといえます。

このような理由から、住み替えを成功させるには、早めに着手してスケジュールに余裕を持つことがおすすめです。

3-3. 信頼できる不動産会社を選ぶことが大切

住み替えには、信頼できる不動産会社を選ぶことが大切です。

信頼できる会社に依頼することで下記のような失敗を避けることができます。

<信頼できる不動産会社を選ぶことで避けられる失敗例>

  • 持ち家がなかなか売れない
  • 持ち家が思ったほど高く売れなかった
  • 持ち家の売却と新居の購入の時期があきすぎて、仮住まい期間が長くなった

売却実績の高い販売ノウハウのある会社に依頼すると、持ち家を比較的早く、高く売ることが可能です。

また、信頼できる不動産会社に持ち家の売却と新居の購入との両方を相談すると、極力、売却時期と購入時期が近くなるように配慮してもらえます。

このため、信頼できる不動産会社を選ぶことも、住み替えの失敗を避けるためには大切なポイントといえます。具体的な不動産会社の選び方は次の章を参照してください。

4. 住み替えを成功させるための不動産会社の選び方

前の章でも触れた通り、住み替えで失敗しないためには、信頼できる不動産会社を選ぶことも重要なポイントです。

それでは具体的にどのように不動産会社を選んでいけばいいのでしょうか。ここでは、住み替えを成功させるための不動産会社の選び方を紹介します。

住み替えを成功させるための不動産会社の選び方

売買実績の豊富な不動産会社を選ぶ

住むエリアの地元事情に強い不動産会社を選ぶ

相談しやすい信頼できる担当者で選ぶ

詳しく見ていきましょう。

4-1. 売買実績の豊富な不動産会社を選ぶ

住み替えに際して不動産会社を選ぶ際には、売買実績の豊富な不動産会社を選ぶことがおすすめです。

住み替えの場合は、「持ち家の売却」と「新居の購入」を失敗なくスムーズに進めることが大切です。

持ち家を売るのにかかる時間をできるだけ短くしたり、持ち家の価格をできるだけ高くうるためにも、販売実績が豊富でノウハウを持つ不動産会社に依頼した方が安心です。

また持ち家の売却活動をしながら新居探しをする場合も、売却と購入のタイミングについて配慮しやすいのも売買実績の豊富な会社といえます。

売買実績の豊富な会社は、各会社がホームページで開示しているため、そうした情報を参考にして選ぶようにしましょう。

4-2. 住むエリアの地元に強い不動産会社を選ぶ

住み替えをする場合は、持ち家の地元に強い不動産会社を選ぶことがおすすめです。

住み替えに際しては、まず持ち家をできるだけ高い値段で確実に売ることが大切です。その場合、地元に強い会社を選んだ方が物件を高く、確実に売りやすいからです。

なぜなら、地元に強い会社は、地元に広いネットワークがあるため買い手を見つけやすいからです。また、地元に強い会社は、地元の事情に通じていて物件や土地の長所と短所をよく理解したうえで広告・宣伝を効果的に行ってくれます。

地元に強い会社は、地元で評判の会社を訪ねてみるか、インターネットのサイトで一括相見積もりを撮ってみて、その中で地元に拠点を置いている会社に注目してみると見つけることができます。

4-3. 相談しやすく信頼できる担当者で選ぶ

住み替えをする場合は、相談しやすく信頼できる担当者のいる不動産会社を選ぶこともおすすめです。

住み替えに際しては、持ち家の売却に加えて新居探しと通常の2倍の相談があるうえ、住宅ローンの借り換えなど相談することがとても多くあります。

そのため、要望や質問に対して的確な返答をくれたり、親身になって相談に乗ってくれたりする信頼できる担当者に相談した方がストレスも少なく、住み替えもスムーズに進めることができます。

不動産会社を選ぶ際には、質問に対する担当者の回答が的確でわかりやすいかどうか、担当者の対応が丁寧かどうかなど、担当者にも注目して選ぶようにしましょう。

5. 仙台・宮城での住み替えはホームセレクトにおまかせ

住み替えの相談をする際には、地元で信頼できる会社を利用することが大切だとお伝えしました。

仙台・宮城で住み替えを検討されている方は、ぜひ弊社ホームセレクトにご相談ください。

5-1. 宮城・仙台で10年以上の豊富な実績

弊社ホームセレクトは、宮城・仙台での不動産売買仲介において10年以上の豊富な実績を誇り、ご利用いただいたお客様にも高い評価をいただいています。

宮城・仙台で、住宅の住み替えをご検討去れている場合は、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。

5-2. あらゆる世代の住み替えの事情に応じてご提案いたします

住み替えを検討している方の世代は、若い方からミドル・シニア世代とさまざまです。弊社では、各世代の方々のニーズを踏まえて、ご提案いたします。

<若い世代での住み替えには>
若い世代の住み替えには、「ライフスタイルや好みに合った新居選び」をお手伝いしつつ、老後に再び住み替える可能性に備えて「将来の売りやすさ(間取り、立地条件、デザインなど)も考慮に入れた新居選び」を提案しています。

<ミドル・・シニア世代の住み替えには>
快適なシニアライフを見据えて、「目的をしっかりと叶える新居選び」をお手伝いします。ミドル・シニア世代の住み替えの目的(管理維持の簡便さや利便性など)に沿ったご提案をいたします。

あらゆる世代のお客様のご希望やニーズに沿ってご提案していますので、まずはお気軽にご相談ください。

5-3. 持ち家の売却を安心してお任せいただけるサポートサービスも充実

ホームセレクトでは、安心して売却をお任せいただける「6つの不動産売却専門サービス」を行っています。

ホームセレクトの6つの不動産売却専門サービス

1)売却後の不具合を売却専用保険でカバーできるので安心!
2)一番いい条件や価格が確認できる複数いっかつ査定サービス
3)最短一週間!売却をお急ぎの方や手間なく売りたい方に買取サービスを提供
4)物件のイメージアップのための室内装飾などホームステージングサービスが完全無料
5)目立つ広告・魅力的な広告、良いクチコミ評価を強みに高値売却をサポート
6)家を売却する時の片付け・処分のお悩みを解決「丸ごと不要品サービス」

持ち家をできるだけ高値で販売するためのサポートサービスや、売却をお急ぎの場合の買取サービスなど、持ち家をよい条件で売却するためのさまざまなサポートサービスを行っています。

持ち家の売却については、安心しておまかせいただけます。

5-4. 持ち家の売却を決めきれてなくてもまずはご相談を!

住み替えを検討している場合は、持ち家の売却を決めていない段階でも、ぜひお気軽にご相談ください。弊社ホームセレクトのお客様の半数は、不動産の売却を決めていない段階でのご相談です。

「住み替えはしたいけど、まだ時期は決めていない」
といった場合でも、気兼ねなくお問い合わせください。ご相談は全て無料です。

ホームセレクトでは、電話・メール・オンラインなどさまざまなご相談方法に対応しています。

ご都合のよい方法で、まずはお気軽にお問い合わせください。

まとめ

住宅の住み替えでよくある失敗例について解説しました。

住み替えでよくある失敗パターン5つ

【資金繰りの失敗】家が思ったほど高く売れずに資金計画が狂い、新居のローンが重荷になった

【売買タイミングの失敗】新居を探す期間が短かったため、割高な物件を購入してしまった

【売買タイミングの失敗】持ち家の売却と新居の購入の間があきすぎて、仮住まいの期間が長くなった

【売買タイミングの失敗】新居に住み替えたあとも持ち家がなかなか売れなかったため、2軒分の住宅ローンや固定資産税を支払う羽目になった

【新居探しの失敗】新居の環境が予想していた環境と違っていた

住み替えで失敗しないためにも、住み替えに際しては、記事で紹介した「住み替えに失敗しないための14の対策」を参考に対策を取るようにしましょう。

住み替えで失敗しないためのコツをまとめると、下記になります。

住み替えを成功させるためのポイント

「売り先行」が資金繰りに失敗しないためにおすすめ

早めに着手しスケジュールにはできるだけ余裕を持つ

信頼できる不動産会社を選ぶことが大切

これらを参考にしてぜひ理想通りの住み替えを実現するようにしましょう。宮城・仙台での住み替えを検討している場合はぜひお気軽に弊社ホームセレクトにご相談ください。

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※2 アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ 調査期間:2020年10月23日~26日 調査方法:インターネット調査
調査概要:不動産会社(仙台市エリア)10社を対象にしたサイト比較イメージ調査 調査対象:全国の30代~60代の不動産売買経験のある男女 1007名

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